入札用語集
GLOSSARY入札用語集 - その3 -
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履行保証金(Performance bond)
契約に基づく履行義務を果たすことを保証するために、業者が官公庁に預ける金額。
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競争入札(Competitive bidding)
複数の業者が入札し、最も優れた提案を選定する方式。複数の業者が同一の契約を獲得するために、価格や質、納期などの条件に基づいて入札を行うことを指します。競争入札は、公共事業や民間企業の調達など、多くの場面で用いられます。
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非競争入札(Non-competitive bidding)
一定の条件を満たした業者に対して、契約を直接発注する方式。
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予備調査(Preliminary investigation)
官公庁が業者の事業内容や財務状況などを調査すること。
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記名入札(Named bidding)
業者が特定の入札者として入札すること。
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市場調査(Market research)
官公庁が入札に必要な情報を収集するために行う調査。
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公示(Public announcement)
入札の開始や結果などを公表すること。入札募集の告知や入札結果の公表などが公示にあたります。また、官公庁以外にも、民間企業においても業務委託や仕事の受託にあたり、公示を行う場合があります。公示は、情報を公平に開示することで、透明性を確保することができます。
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入札制度(Bidding system)
入札の方法や手続きなどを定めた制度。一般的には公共事業などで使用される競争入札制度が代表的です。競争入札制度は、公正かつ透明な入札プロセスを確保することで、誰もが機会を平等に与えられることを目的としています。また、競争原理に基づく入札方式を採用することで、コスト削減や技術革新などを促進することが期待されています。
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入札保証金(Bid security)
入札者が真剣に入札する意志があることを保証するために、官公庁に預ける金額。
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入札価格(Bid price)
入札者が提案する価格。入札において事業者が提示する、対象物の提供や工事、サービスなどの対価となる金額のことを指します。入札価格は、競争入札の場合には他社と競り合って最も低い価格を提示することが求められます。
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入札結果(Bid result)
入札の結果、どの事業者が落札業者となったかを示すものです。入札結果は、入札申込者全員に通知されます。
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入札書(Bid document)
入札者が提出する入札書類。入札に応募する際に提出する書類のこと。入札には、競争入札や指名競争入札などがあり、それぞれに合わせた条件の入札書があります。
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保留通知書(Notice of pending)
入札や調達において、落札業者として選定された企業や個人に対して、条件や書類の不備などの理由で一時的に契約が保留された旨を通知する書類のことです。具体的には、入札書や契約書の不備、資格審査での不適格、必要書類の提出漏れなどが原因となって、保留通知書が発行されます。
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事業者認定制度(Certification system)
官公庁が事業者を認定し、入札の参加資格を付与する制度。
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原価率(Cost rate)
商品やサービスの原価に対する利益率の割合。
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消費税(Consumption tax)
商品やサービスの販売に対して課税される税金。
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固定価格契約(Fixed price contract)
契約期間中の商品やサービスの価格を固定する契約。
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自治体(Local government)
地方自治の基本となる地方公共団体のことを指します。一般的には市町村や特別区などが自治体にあたります。
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談合(Collusion)
不正な手段により入札の結果を操作し、契約を不当に有利にする行為のことを指します。日本では、公正取引委員会によって独占禁止法に基づく不正競争防止条例によって禁止されています。